【いいお産の日】妊婦と助産師中心の活動する語呂合わせ(1103)

11月3日は「国民の祝日」の「文化の日」である他、「いいお産の日」でもあります。妊婦と助産師が中心になって活動する「いいお産の日実行委員会」の事業で、語呂合わせ(1103)になっています。

平成6年(1994年)11月3日、優しいお産をめざす出産情報誌『REBORN』の一周年記念の「いいお産の日」イベントが行われました。ジャーナリストの河合蘭とマタニティコーディネーターのきくちさかえが『REBORN』主催のイベントとして企画したものです。

第1回イベントでは、『WHOの59カ条 お産のケア 実践ガイド』という本の翻訳をしたり、『参加型マタニティクラスbook』という著書のある、出産事情に詳しい戸田律子が11月3日を「いいお産の日」と呼ぶことを提唱し、全国15の自主グループが協力しました。

この時は、バースエデュケーター(出産準備クラスの専門家)のイギリス人シーラ・キッツィンガーが基調講演『優しいお産の環境を考える』を行ない、温かい感動が開場を包んで一体化させたのです。

第1回のテーマは「11月3日はいいお産の日」、第2回は「ようこそお産ワールドへ」と『REBORN』が主催し、第3回ではテーマを「生まれる」として、全国7ヶ所で開催されました。

平成9年(1997年)の第4回テーマは「こころとからだをはぐくむ」、この年からイベントを主催したのが「「いいお産の日」実行委員会」です。その後、第5回「こころの胎動、感じますか」、第6回「みつめたい「今」」、第7回「Love&0(ラブ)」、第8回「赤ちゃんがやってくる」(『REBORN』共催)と毎年続けられます。

平成14年(2002年)に主催者名を「「いいお産の日」プロジェクト」に変更し、翌年(2003年)9月22日に特定非営利活動法人「いいお産プロジェクト」を設立しました。そして、全国の都道府県や団体が活動に参加し、各都道府県毎に「いいお産の日」イベントは続いているのです。

活動団体には、「青森県助産師会」・「秋田県助産師会」・「名古屋市立病院助産師会」・奈良県の「はっぴぃ明日(あーす)」・「広島県助産師会」・「岡山市」及び「岡山県助産師会」・「香川県助産師会」・「徳島県助産師会」・「宮崎県看護協会」・「沖縄県助産師会」などがあります。

11月3日の出来事としては、『古事記』編纂に着手(711年→和銅4年9月18日)、『君が代』が宮中で初披露(1880年)、パナマの独立(1903年)、後の昭和天皇が立太子(1916年)、ポーランドの独立(1918年)、日本国憲法の公布(1946年)、湯川秀樹が日本人初のノーベル賞受賞(1949年)などがあります。

ちなみに11月3日は「文化の日」・「いいお産の日」の他に、「文具の日」・「レコードの日」・「みかんの日」・「サンドイッチの日」・「ハンカチーフの日」・「ゴジラの日」・「まんがの日」・「いいレザーの日」などに設定されています。